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Munin で PostgreSQL を監視する

PostgreSQL 大好きっ子なので PostgreSQL を監視するプラグインを追加するんだぜー。

PostgreSQL 監視用のプラグインはパッケージを導入した際にいくつか入ってます。

$ ls -l /usr/share/munin/plugins/postgres*
-rwxr-xr-x 1 root root 5377 2009-10-18 19:53 /usr/share/munin/plugins/postgres_block_read_
-rwxr-xr-x 1 root root 7777 2009-10-18 19:53 /usr/share/munin/plugins/postgres_commits_
-rwxr-xr-x 1 root root 2159 2009-10-18 19:53 /usr/share/munin/plugins/postgres_locks
-rwxr-xr-x 1 root root 6118 2009-10-18 19:53 /usr/share/munin/plugins/postgres_queries_
-rwxr-xr-x 1 root root 7243 2009-10-18 19:53 /usr/share/munin/plugins/postgres_space_

もちろん /usr/share/munin/plugins/ には、PostgreSQL 用だけじゃなくていろんなプラグインが入ってます。いっぱい、いっぱい。

PostgreSQL のコネクション数の監視をするプラグインは残念ながらここにはないので
http://munin-monitoring.org/wiki/plugin-pg__connections
から取ってきました。

こいつも /usr/share/munin/plugins/ に置いて、実行できるようにしておきましょう。

$ sudo chmod +x /usr/share/munin/plugins/pg__connections 

プラグインの設定方法はプラグインのファイルを開いて読むと書いてありますので、そのようにしていきます。

Munin のプラグインは /etc/munin/plugins/ ディレクトリにあるかどうかで管理されています。まずは、取ってきた pg__connections のシンボリックリンクを作成。

$ sudo ln -s /usr/share/munin/plugins/pg__connections /etc/munin/plugins/pg_5432_connections

プラグインのファイルの Usage には pg__connections ってな名前をつけるように書いてありますが、ポート番号にしてみました。このプラグインについてはこの文字列が動作に影響を及ぼすことはなさそうなので何でもいいと思います。

用意されているプラグインからも監視したい対象のプラグインをセットアップ。

$ sudo ln -s /usr/share/munin/plugins/postgres_block_read_ /etc/munin/plugins/postgres_block_read_5432
$ sudo ln -s /usr/share/munin/plugins/postgres_space_ /etc/munin/plugins/postgres_space_5432

この2つにしました。

シンボリックリンクの最後にデータベース名を付けるように書いてありましたがこれらについてもポート番号の5432にしてみました。これらのプラグインでは付けた文字列がグラフのタイトルで使用されるのでちゃんと考えて付けましょう。

ちなみに postgres_block_read_5432 だとグラフのタイトルが「:: Postgres data reads from 5432」となります。postgres_space_5432 の方は「:: Postgres database 5432」となって、データベースの容量に関するグラフのタイトルとしてはイマイチな感じになっちゃいました。

PostgreSQLのプラグインについては設定ファイルに記述がないので設定を追記する必要があります。

$ sudo vi /etc/munin/plugin-conf.d/munin-node

私の実験環境での設定ですが、次のように追記しました。

[postgres_*]
env.PGHOST 127.0.0.1
env.PGPORT 5432
env.PGDATABASE postgres
env.PGUSER postgres
env.PGPASSWORD trust

[pg_5432_connections]
env.dbhost 127.0.0.1
env.dbport 5432
env.dbname postgres
env.dbuser postgres
env.dbpass trust

[postgres_*] は postgres_ が頭に付いているプラグインの設定、すなわち、用意されているプラグインの設定です。
[pg_5432_connections] はパラメータ名なども異なりますし別途書く必要があります。

実験環境の PostgreSQL の 接続設定は 127.0.0.1 からは trust にしています。よって、データベースの接続にパスワードは不要なのですが、何か書いていないとエラーなったので仮に trust としています。

PostgreSQL 側でやらなければならない設定として「postgresql.conf の stats_start_collector = true として統計情報収集器を有効にせよ」的なことも書いてありますが、PostgreSQL 8.3 以降、この設定は削除され、UDP ソケットの作成に成功したら必ず統計情報収集器が起動するようになったようです(http://www.sraoss.co.jp/technology/postgresql/8.3/ 参照)。

あとは Munin-Node を再起動すればOK、と言いたいところですが、実はこれでは動かない場合があります。 libdbd-pg-perl が入っていない場合です。プラグインが PostgreSQL にアクセスするのに使っているのです。
Ubuntu に Munin をインストールする時には入りませんでしたので、libdbd-pg-perl が入っていない場合には別途インストールする必要があります。

$ sudo aptitude install libdbd-pg-perl

こんどこそ、準備OK。Munin-Node を再起動します。

$ sudo /etc/init.d/munin-node restart
 * Stopping Munin-Node
   ...done.
 * Starting Munin-Node
   ...done.

再起動完了。

$ tail -n 20 /var/log/munin/munin-node.log

ってな感じで、 Munin-Node のログを見てエラーが出てないか確認すると良いでしょう。データがないせいで正常動作をしていてもエラーが出ていたりする場合もあります。内容で判断するしかないですね。

しばらく待つと、こんな感じに PostgreSQL のリソースのグラフが追加されたページが生成されます。

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