SieveでSPAM自動振り分け
前々回 と
前回 に引き続き、Sieveを使って、自動的に迷惑メールフォルダへ移動させてみます。
※SPAMチェックにPostfixの設定も必要になります。
SpamAssassin
Postfix用のパッケージが必要です。dnfではCRBリポジトリを有効に。
dnf install spamass-milter-postfix --eablerepo=crb
systemctl ebable spamass-milter --now
Postfix
SPAMチェックをするだけなら簡単で、一行追加だけで済みました。
smtpd_milters = unix:/run/spamass-milter/postfix/sock
リロードしてメールを送ると、SpamAssassinが受信したメールをチェックして、幾つかのX-Spam-なんとかヘッダーが付くようになります。 後はDovecotに任せましょう。
Dovecot
sieve_before = /usr/local/lib/dovecot/sieve/before/
sieve_before用のフォルダを作成して、sieveスクリプトを設置します。
mkdir /usr/local/lib/dovecot/sieve/before/
/usr/local/lib/dovecot/sieve/before/spam.sieve
今回は、X-Spam-FlagがYESなら迷惑メールフォルダへ移動させる事にします。
require "fileinto";
if header :contains "X-Spam-Flag" "YES" {
fileinto "Junk";
}
バイナリにコンパイル(バーチャルユーザによる処理では出来ないので)してリロード。
sievec /usr/local/lib/dovecot/sieve/before/spam.sieve
doveadm reload
RoundCube
SPAMだと学習させても、総合的にはSPAM判定してくれない事が有るので、確実なSPAM判定を食らわせるためにSPAMのサンプル文書を本文に記載して送ります。 ※サンプルは、/usr/share/doc/spamassassin/sample-spam.txt に有りました。 送ってみると、きちんと迷惑メールフォルダへ自動振り分けされていました。
ヘッダーを見ると、X-Spam-* が追加されているのが分かります。
もしかしたら、X-Spamヘッダー付与もsieve内でやってPostfix側を不要に出来なくはなさそうですが、Postfixの設定が簡単なので、逆にSieveで複雑にする事になりメリットも無さそうです。
This entry was posted on 水曜日, 4月 12th, 2023 at 16:45 and is filed under 未分類 . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
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