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CI ツール勉強会@福岡に参加した

お初にお目にかかります、3 月から入社した shun と申します。
未熟者なりに記事を書いていきますので、多少なりとも役に立つことがあればと思います。

では本題、今回参加した CI ツール勉強会@福岡についてです。

きっかけ


3/13 午後 社内チャットにて。

「これ誰か参加してきませんか?」
> CIツール勉強会@福岡 (2015/03/13 19:30〜)

(勉強会出たことないし興味ある、いつだろう)

> (2015/03/13 19:30〜)

なるほど。

「これいきたいですけど今日ですね」
「今日だね、いってくる?」
「アッハイ行きます」

行ってきました。

会場


BETASOFT さんの会議室で開催。博多駅から近く迷わず行けました。席は決まっていなかったので適当に着席。


ハッシュタグは #fukuoka_ci 。後で見てみると皆さん結構ツイートされていました。

各プレゼン、資料が充実していたので詳細な内容は参照していただいて、個人的に感じたことや所見みたいなものを述べています。

Jenkins (就活)

資料: Jenkinsのおっさんを眺めるだけ from Nobukazu Hanada

登壇者は主催の @nobkz さん。当日に退職の手続き諸々があり立て込んだそうで、まさかの就活プレゼンでした。

Circle CI

資料: Circle ci and docker+serverspec from Tsuyoshi Yamada

登壇者はやまだつよしさん [@minimum2scp]。Circle CI は Travis ci や drone.io と並んで名前を聞く印象というくらいの事前知識。

導入のきっかけはデプロイの可視化と Docker コンテナをサポートしていること。実際に運用しているところを初めて見ましたが、UI が使いやすそうでかつかっこよかったです。

最近は多いのかもしれませんが、Docker コンテナをサポートしているというのがモダンでいい印象でした。が、docker 自体がまだ開発がどんどん進んでいるというのもあり、docker rm docker exec のような罠があるというのはトレードオフというところ。

クリーンな環境でテストを行うという面でコンテナ技術は有用で、かつ rocket のような新たなコンテナも活発に開発されているようなので今後も目が離せない部分です。

Groovenauts 社のサービス MAGELLAN の紹介もありました。

Drone.io

資料: Drone.io のご紹介 from Uchio Kondo

登壇者は @udzura さん。今回の紹介は OSS 版、社内で構築・運用した話でした。

これも Docker コンテナで運用できるとのこと。Drone.io は Go 製らしい。

元々は Jenkins で CI を行っていたが、各チームで Jenkins を立ててやっている状況を統合したかったり、Jenkins でしか使えないスクリプトよりもリポジトリで管理できるテストがいいということで導入。

オンプレツールについては gitlab の導入が厳しいとかそういう話を聞きますが、drone にもそういう面はあるようで地雷を踏み抜いてきて使える段階に到達しているそうです。OSS なので困ったらソースを見れば解決する。つまり Drone は便利とのこと。
個人的に手元で運用できるのがいいと思っていたのですが、そもそもやりたいところはそこではないので適切なサービスを選ぶことが大切という話がもっともで納得しました。

VAddy

資料: VAddy – CI勉強会 fukuoka from ichikaway

登壇者 市川さん [@cakephper] の所属されているビットフォレスト社によるサービス VAddy の紹介。

まず Web のセキュリティテストを CI でやるという概念を初めて知ったのでそこから興味があり、非常に参考になる内容でした。API も用意されており、各種 CI ツールから運用可能というのもすごい。

Web サービスでは一般的に行うリリース前の外部によるセキュリティテスト、その部分よりも手前で拾えるような脆弱性は拾っておくというのが狙いだそうです。外部の診断の置き換えを狙っているわけではなく、CI としてのテストは作成者目線でのテストを実施することで住み分けが重要とのこと。

Walter

資料: Walter の進捗と今後 from Recruit Technologies

登壇者は @takahi_i さん。

CI サービスを用いるのにあちこち連携して手順を踏むのが大変、気軽にローカルでやりたいという動機から開発されたツール。

CI ツールの開発、という視点で面白そうな内容でした。大量にある既存 CI ツールとの差別化、長所として伸ばすところを意識されているようです。参加者からもどういう方針がいいかという考えが挙がっていました。

CI ツールまとめ、SideCI

資料: CI SaaS / OSSをまとめてみたら25個もあったヨ

リモートセッションでの @sumyapp さんの発表。

CI ツールを様々な観点から分析した内容。Jenkins を第二世代とし、Travis CI、Circle CI、Drone.io を第三世代とした見方など。調達資金額で強さを決めていたり、某リモートリポジトリサポートの有無が金になるかならないかで決まっている話はおもしろかったです。とりあえず試すなら shippable がいいとのことで、ノーマークだったので見てみようと思います。

SideCI についての紹介もあり、Lint の結果のようなものが pull request に対してコメントされていくのはかなり便利そうでした。他のサービスにもあるのかもしれませんが、勉強不足で把握できていません。

全体


CI の活用経験がないまま特攻し不安でしたが、それでも大いに参考になりました。運用だけの話でなく、CI の観点や CI ツール自体の開発の話があったのも大きいと思います。

余談ですが CI ツールは全体的にデザインがかっこいいですね。

勉強会自体も初めての参加だったのですが、手元でメモを取るより twitter をもっと活用するなどできたかもしれません。またコンタクトを取りたい方がいたのですが面識がなく難しかった為、セキココなどのサービスを利用して展開していただけばよかったかなという反省もありました。

今後も機会があれば積極的に参加していきたいと思います。ちなみにまだサイトの展開は無いようですが、2015/6/27 に福岡 PHP が開催されるようです。


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Comment

  • 1.
  • murave
  • 2015/03/26 19:24

「CIツール勉強会@福岡」の実況ツイートまとめ #fukuoka_ci
http://togetter.com/li/794640

濃いねぇ。行きたかったなぁ。

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コメント

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